中小企業経営者様のIT経営相談室

中小企業経営者様に役立つITや経営に関わる情報を発信していきます

大企業に克つ販売促進

自社にある資源で活用できるものがないか今一度考えてみる

日経「私の履歴書」では、今月(2020年9月)アートコーポレーションの寺田千代乃名誉会長の起業時のお話を興味深く、楽しく読まさせていただいています。 アート引越センターの創業時、引越を専門にしている会社はなく、運送会社が片手間にやっている程度だ…

出前館はどのようにデリバリー網を築いたか

@出前館 コロナによる外出自粛によって多くの飲食店が苦境に直面しています。そのような状況でも飲食店が活路を見出す方法としてデリバリーサービスがあります。 出前は江戸時代からある日本の文化とも言えます。 私も子供時代、ラーメン屋や寿司屋、そば屋…

高齢化・地域密着に特化したドラッグストア

サンキュードラッグは北九州を地盤とする地域特化型ドラッグストアです。 北九州市は全国でも最も人口減少・高齢化が進む市町村のひとつですが、同社は高齢化の進む地盤で敢えて、高齢者をターゲットにした店舗作りに特化して成功している企業です。 高齢者…

植物性ミートは地球温暖化を救えるか?

植物性ミート 植物性ミートが多くの会社から現在販売されています。 マルコメの「お肉の大豆」、大塚食品の「ZEROMEAT(ゼロミート)」、森永製菓の「ZENMEAT(ゼンミート)」、日本ハムの「NatuMeat(ナチュミート)」などです。 アメリカでは、植物性代替…

お客様が欲しいのは商品・サービスではなく、生活の変化と心の充足

商品・サービスを提供する立場からすると、自社の強みを聞かれて、どうしても商品の素晴らしい機能や品質の高さ、自社の持つ技術力の高さを強調しがちです。 ですが、お客様にとっては貴社の商品・サービスがどれほど素晴らしくても、それを購入することによ…

二毛作ビジネスで成功するための前提条件とは

@ワークマン 二毛作ビジネスという言葉を聞いたことがありますか? 飲食店などでよくやっている、昼はカフェ&夜はバーという時間帯別に店舗の形態を変えて行うビジネスです。 二毛作ビジネスは外食産業では以前からよくありました。私も以前働いていた職場…

すしの銚子丸はなぜ客を惹き付けるか?

@銚子丸 激戦の回転寿司業界の中でも、銚子丸は高い顧客満足度をキープする優良企業です。 銚子丸は店舗を劇場と考え、従業員は”劇団員”であると考えているそうです。 銚子丸の店舗では、時々従業員がパチパチパチ~と拍手します。始めて銚子丸に行ったとき…

顧客の心を動かす2編 テレビショッピングの売上げを激増させたメッセージとは?

販売戦略 「あなたの行動は他人の行動に左右されますか?」と聞かれると、自分はそんなことはない、自分はこれまでも他人に左右されず、自分で判断してきたと思いたいと感じます。 それでも日本人は、周囲との調和を美徳としますが、アメリカ人はそんなこと…

サンリオピューロランドの顧客志向マーケティング

@サンリオ (1) サンリオピューロランドの概要 サンリオピューロランドとは、「ハローキティ」・「マイメロディ」などのサンリオのキャラクターに出会えるテーマパークです。1990年に東京都多摩市で開園しました。 サンリオのキャラクターは海外でも有名です…

マクドナルドも敵わぬジョリビーの顧客育成力

※本稿は東京都中小企業診断士協会発行「SMECA2019年10月号」に私が寄稿した記事を掲載したものです。 1. ジョリビーとは 世界最大のファーストフードカンパニーであるマクドナルドは120か国以上に3万5千を超える店舗を展開している。進出先の国・市場でも業…