過去1年間のメール誤送信例を調べてみたところ最も多い原因が本来「
」に指定すべきメールアドレスを「宛先」に指定しまい、メールアドレスを他者に漏えいさせてしまうケースでした。メールアドレスの打ち間違えよりも事例としてはずっと多いと思われます。
メール送信先の指定には以下の3つがあります。
ところが互いに面識もない相手の複数メールアドレスを「宛先」に指定してしまうと、全受信者に自分のメールアドレスを知られてしまうことになります。
これは事象としては情報漏えいと同じことになります。
互いに面識もない複数相手にメールを送信する場合は、必ず「
」を指定して、本人の許可なく他者にメールアドレスが知られることを防止する必要があります。この点をうっかりすると相手からクレームを受けたり、謝罪公表をしなければならないなどの状況を招く場合もあります。
私も以前、ある会社から送られてきたメールにまったく面識もない複数の人のメールアドレスと一緒に自分のメールアドレスを宛先に指定されたことがあります。
その時は敢えてクレームなどはしませんでしたが、この会社はセキュリティ意識があまりないようだな、セキュリティ教育などはしていないのかなと残念に思ったことがあります。
以下は
を例にしていますが、「新しい電子メール」の画面を開くと、「 」の指定欄がありません。あるいは自分が受信したメールに返信をしようとして「全員に返信」をクリックした場合でも同じです。「
私はこれが誤送信の大きな原因のひとつだと考えています。
そこで上記画面の状態から「宛先」、「
」または「アドレス帳」をクリックすると以下の画面が表示され、「 」指定欄が登場します。メール送信時には、「宛先」・「
」・「 」を使い分け、会社の信用を落とすことがないようにしたいです。
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