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すしの銚子丸はなぜ客を惹き付けるか?

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@銚子丸

激戦の回転寿司業界の中でも、銚子丸は高い顧客満足度をキープする優良企業です。

銚子丸は店舗を劇場と考え、従業員は”劇団員”であると考えているそうです。

銚子丸の店舗では、時々従業員がパチパチパチ~と拍手します。
始めて銚子丸に行ったときは何が起きたんだろうと思いましたが、段々楽しくなります。
それ以来、なんか元気が欲しいなと思うと自宅から徒歩7,8分ぐらいのところにある銚子丸に思わず行ってしまいます。

エンターテイメント性が高いのです。

それならば、テーマパークやコンサート会場、映画館でもいいのではないかとも思えますが、そうではなく、食事をするという日常の中にエンターテイメント性があることが、楽しいのです。

小泉首相の時代に郵政選挙があり、「劇場型政治」という言葉が使われました。
人は生活の中に劇場を求めているのだと思います。

食事をする・選挙に行く、という本来劇場感のない環境に”劇場”が持ち込まれることで新鮮さを感じます。

銚子丸の創業者でもある先代社長は、2016年に亡くなったそうですが、現社長に「寿司は売らなくていいから、理念を売れ」と言い残されたそうです。

銚子丸の理念は「真心を提供し、お客様の感謝と喜びをいただく」。

元気が欲しいなと思ったら、銚子丸の劇場でカスタマーエクスペリエンスしてみると、いい発想に出会えるかもしれません。

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